ここまで解説してきた3社と比べると、いまいち影の薄い「ビットバンク」ですが、実際にはどのような特徴のある取引所なのでしょうか。
萌ちゃん
沙織先生
ビットバンクの成り立ち
ビットバンクも多くの仮想通貨取引所と同じく、2014年に設立しています。資本金は11億円オーバーとかなり多めです。
代表取締役である廣末紀之氏は、野村證券からキャリアを始めた金融のプロ。当時はスタートアップに係る業務を行っていたんだそう。
その後GMOの常務や数々の企業の代表取締役を務め、現在はビットバンクを設立し代表に就任しています。
人生経験豊富な代表は貫禄があり、写真を見てもなんとなく安心感がありますよね。
ビットバンクの主要株主
ビットバンクの主要株主は第一位が代表の廣末紀之氏、第二位がポイントサイトを運営するセレスとなっています。
資本金の多さの割に主要株主に大手企業がついているわけでもなく、主要株主を見てもやはり少々謎の取引所といった雰囲気がありますね。
ビットバンクの特徴
ビットバンクの特徴は、ライトコインを取引できるという点にあります。販売ではなく取引となるため、よりリアルにユーザー同士でやりとりができます。
ビットコイン市場の拡大とともに値上がりも激しくなっていますから、ねらい目のライトコイン取引を始めたい方にはビットバンクがおすすめです。
さらにリップルを購入する人たちにもビットバンクは大人気です。手数料が安くお得にリップルが購入できることから、多くのリップルファンはビットバンクを利用しているようです。
毎日鮮度のいい情報を更新する「ビットコインニュース」というメディアを運営しているのもビットバンクの特徴です。仮想通貨全般のニュースや正確な情報を仕入れたいのであれば、ビットコインニュースは要チェックですよ。
ビットバンクの手数料
ビットバンクは手数料が安いことで有名です。銀行への入金は手数料無料(振込手数料別)なのですが、入金方法が銀行振り込みしかないというのは少し面倒かもしれません。
出金には手数料が発生します。
出金手数料一覧
日本円 | 550円 / 770円(3万円以上の場合) |
BTC | 0.001 BTC |
LTC | 0.001 LTC |
XRP | 0.15 XRP |
ETH | 0.0005 ETH |
MONA | 0.001 MONA |
BCC | 0.001 BCC |
ビットバンクの安全性は?
ビットバンクでも、オフラインで仮想通貨を保管するコールドウォレットを採用しています。さらにウォレットは分散管理されているため、一度にすべてを盗むことは難しいでしょう。
しかもビットバンクが採用しているマルチシグネチャにより、ウォレットを動かすための鍵も分散されています。もし悪い気を起こしたビットバンク内部の人間がいても、一人ではウォレットにある仮想通貨を動かすことはできません。
こういった方法で安全に管理されているビットバンクの仮想通貨ですが、ビットフライヤーやコインチェックのような「補償制度」は取り入れていません。
つまりビットバンクにある仮想通貨や日本円が不正ログインによって被害を受けても、一切返金されません。
ビットバンクで取引をするときには、こまめにオフラインウォレットに仮想通貨を移すか、他の取引所に送金するようにしたほうがいいかもしれません。