萌ちゃん
そもそも仮想通貨って、「仮想=バーチャル」なのに、なぜさも実際の通貨のように取引されているんですか?
うちの母は、「ポイントカードの中に入ってるポイントも仮想通貨かな?」なんて言ってましたけど。さすがに違いますよね?
確かによく仮想通貨と企業ポイントは混同されることがあるのだけど、企業ポイントはいわば企業の負債。でもビットコインはどこの企業の負債でもない、どこの国も関わっていないとっても「自由な通貨」なの。
これはビットコインがどうやって生まれたのか、どのような仕組みで利用されているのかを見ていけばわかるわ。早速ビットコインおよび仮想通貨について徹底的に解説していくわね!
沙織先生
どうやって仮想通貨は生まれたの?
仮想通貨といえばビットコインの名前が挙がりますが、これは一番最初につくられた仮想通貨がビットコインだったからです。 ビットコインが誕生したのは2008年、約10年前のこと。「中本サトシ」という名で投稿された論文には、「金融機関を介さずにインターネット上で通貨を利用する」ための方法が書かれていました。萌ちゃん
中本サトシさんって日本人なのかな?
日本人名ではあるけれど、日本人とは限らないわね。
沙織先生
萌ちゃん
金融機関を通さずにお金をやり取りするって、ちょっと怖いですよね。
そうね、だからビットコインが生まれてすぐは、ほとんどの人が見向きもしなかったのだと思うわ。
沙織先生
ブロックチェーンって何?
仮想通貨を調べていくと、よく耳にする言葉「ブロックチェーン」。次はこの仕組みについてみていきましょう。
ビットコインのセキュリティ問題
この図を見て、不安を感じた人もいるでしょう。金融機関に当たるものがなく、ただインターネット上で取引をされているのみの仮想通貨はセキュリティに問題はないのでしょうか? ビットコインにおける取引は、すべて一本の鎖のようにつながったデータとなって存在しています。
仮想通貨の上限とマイニングについて
仮想通貨において、もう一つ初心者が気になるのは「マイニング」についてではないかと思います。 マイニングは「採掘」とも呼ばれますが、これはビットコインのシステムにおいて欠かせない作業の名称です。萌ちゃん
仮想通貨はものすごくデジタルな話なのに、採掘、なんてすごい肉体労働みたいですよね。採掘って何ですか?
ビットコインの採掘(マイニング)をするマイナーといは呼ばれる人たちは、平たく言うと「パソコンを使って計算をしている人」のことを言うの。
沙織先生
萌ちゃん
ええっ!採掘っていう名称と全然違うイメージの労働ですね!
ビットコインのシステムでは、定期的に全取引をネットワーク上の台帳に書き込んでいくのだけど、これを有志の力を借りてやっているの。
沙織先生
萌ちゃん
あ!そうか!ビットコインってどこかの会社や金融機関のものじゃないから、そういう部分はボランティアなのか!
ボランティアとは違うわ。そこがマイニングの面白いところ。
沙織先生