coincheck(コインチェック)を徹底解説!手数料は?安全性は?

注意
2018年1月26日、コインチェック(coincheck)社で、顧客から預かっている仮想通貨「XEM」が5.4億XEM(日本円で約620億円以上)が不正に引き出されていることが判明。そしてコインチェックのサービス停止、夜中に緊急会見が行われました。盗まれた仮想通貨の補償については「検討中」で、今後の見通しについては「安全に提供できると確認できるまで(復旧できない)。見通しは立っていない」ということです。(1月27日8:00現在)
ビットフライヤーかコインチェックか。初心者はこの2大巨頭のどちらを選べばいいのか迷いがちだと思いますが、コインチェックもビットフライヤー同様、初めての仮想通貨取引にぴったりな取引所です。

萌ちゃん

私はビットフライヤーもコインチェックも口座開設しましたけど、コインチェックはサイトが見やすくてわかりやすいんですよね。
初めて取引するときに、サイトが見づらいとどうしてもしり込みしてしまうけれど、コインチェックのサイトはスムーズに取引できるのが強みね。

沙織先生

萌ちゃん

取り扱いコインも多いですし!
そうそう、ビットフライヤーじゃ買えない仮想通貨も取り扱っているのも魅力の一つね。今回は、そんな仮想通貨取引所「コインチェック」について徹底解説していくわね!

沙織先生

コインチェックの成り立ち




コインチェックはビットフライヤーよりも早く、2012年8月末ごろに設立されています。ただしその後準備期間として2年を設け、実際に取引所として機能し始めたのは2014年。

コインチェックの代表取締役である「和田晃一良」氏は、若干27歳の青年実業家という点も見逃せません。

萌ちゃん

コインチェックの代表若すぎませんか!
1990年生まれですって。若い、若いわ。平成生まれよ。

沙織先生

萌ちゃん

まぁわたしはもうちょっと若いですけど……
年齢の話は置いときましょうか。

沙織先生

この若さでここまでの会社を作り上げたコインチェック代表の手腕は言わずもがな。日本ブロックチェーン業界の監事の役にも就いています。

ビットコインによるクラウドファンディングを2016年より実施。また、「coincheckでんき」サービスも展開し、これからも事業の幅を広げていきたい様子をうかがえます。

さらにクラウドファンディングのCAMPFIREのビットコイン導入もコインチェックが行っています。

資本金は9,200万円とちょっとこころもとない感じもありますが、それでもずっとコインチェックを運営しているのですからすごいですよね。

コインチェックの主要株主

コインチェックでは、ビットフライヤーのように名だたる大手が株主になっているという雰囲気ではありません。

ポイントサイトを運営する「セレス」、ベンチャー系ファンド「ANRI」など、あまり名前の知られていない会社が株主となっています。

この先、コインチェックに目を付けた大企業が株主になる可能性もあるでしょう。

コインチェックでできること

コインチェックでは、取引所での仮想通貨売買、貸仮想通貨、ビットコイン決済サービスを行っています。

この中で注目したいのは「貸仮想通貨」ですね。

萌ちゃん

まったく聞きなれない言葉ですね。「貸仮想通貨」。どのようなサービスなんですか?
自分の持っている仮想通貨をコインチェックに預けると、年率5%で仮想通貨が増えていくというものらしいわ。

沙織先生

萌ちゃん

うーん、銀行に投資を頼む、みたいなイメージですかね。
そのような見解でいいと思う。仮想通貨を預けておくだけで仮想通貨が増えていくのだから、自分のお金を出して買う必要がないという魅力があるわね。

沙織先生

萌ちゃん

仮想通貨というからには、ビットコイン以外も可能なんですか?
今はビットコインしか取り扱っていないようだけど、アルトコインにも将来的には対応するみたい。

沙織先生

コインチェックでのトレードについて

コインチェックではビットコインのトレードが可能です。レバレッジは固定されていて5倍以外は選べません。コインチェックのトップ画面から、コインチェックトレードビューというトレード専用サイトに移動するだけですぐに取引開始できます。

※コインチェックトレードビューはPCのみ対応なので注意してください。

コインチェックのトレード画面はとても見やすいですが、ビットコインのみしか取り扱っていないこと、レバレッジが5倍で固定という点が気になります。

積極的にトレードをしたい方はコインチェックよりも他の取引所を選んだほうがよさそうです。

コインチェックの手数料

コインチェックの手数料は次にようになっています。

日本円で購入資金をコインチェックに振り込む時(振込手数料別)

銀行に振り込む → 無料
コンビニ入金 → 756円~
クイック入金 → 756円~
日本円出金 → 400円
銀行振り込みは無料ですが、振込手数料は自分が負担することになります。この場合、コインチェックの振込口座がある「住信SBIネット銀行」に口座を作っておけば、手数料無料で振り込みが可能です。

仮想通貨送金手数料一覧(コインチェックユーザー間は無料)

BTC 0.002 BTC
ETH 0.01 ETH
ETC 0.01 ETC
LSK 0.1 LSK
FCT 0.1 FCT
XMR 0.05 XMR
REP 0.01 REP
XRP 0.15 XRP
ZEC 0.001 ZEC
XEM 0.5 XEM
LTC 0.001 LTC
DASH 0.003 DASH
BCH 0.001 BCH

萌ちゃん

コインチェックで仮想通貨を買う時に、その購入資金を振り込むのが入金手数料ですよね。すぐに仮想通貨を買いたいときにはクイック入金を利用したいけど、手数料結構かかりますね。
そうね。でも仮想通貨って瞬時に価格が変わるから、「今すぐ買いたい!」時にはクイック入金はとっても便利。上記の表にはないけれど、クレジットカードから直接ビットコインを購入することもできるのよ。

沙織先生

萌ちゃん

カードからですかぁ。際限なく買っちゃいそうで怖いですね。
しかもクレジットカードからの入金手数料は明記されていないし、カード決済の手数料も支払わなければいけないの。2重にお金がかかるわけね。入金手数料はレートによって変わるから、毎回手数料も変わるしね。

沙織先生

萌ちゃん

毎月細かく家計簿をつけるタイプには無理な入金方法ですね!
確かに(笑)

沙織先生

その他仮想通貨の送金手数料は、コインチェックユーザー間なら無料です。コインチェックからビットフライヤーに送金する際にはいくら自分のウォレットでも手数料がかかりますので注意しましょう。

コインチェックの安全性は?

最後にコインチェックの安全性について考えて見ましょう。コインチェックでは、コールドウォレットを利用し、仮想通貨を完全オフラインで管理しています。その為ネットワークがハッキングされてもコールドウォレットにあるコインは守られます。
注意
※ コインチェックはNEMの管理をコールドウォレットではなくホットウォレットで行っていたと発表がありました(2018.01.27)

さらにコールドウォレットは冗長化と暗号化がされ、より安全な状態で保管されています。

取引を行う場合にも、2段階認証が取り入れられ、すべての情報が暗号化されている為個人情報の取り扱いも万全です。

損失補償について

コインチェックでも、ビットフライヤーと同じく損失補償を行なっています。コインチェックの損失補償では、「2段階認証」を突破され、不正ログインされた際に被った被害金額のうち100万円までが対象です。

コインチェックにて取引を行う方は、取引所に置いておく額は念のため100万円までを限度にしておくと安心ですね。

まとめ

萌ちゃん

コインチェックの解説で一番胸に響いたのは、代表取締役の若さですね。
本当。大きい会社を作るために必要なのは年齢じゃないと示してくれるいい例よね。私も頑張らなきゃ……。

沙織先生

萌ちゃん

あと手数料には気を付けたいと思いました!思っていたよりも高額の手数料を請求されないように、買いたいときにコインを買えるように、常にいくらか入金しておくのが良さそうですね。
値下がりしたドンピシャのタイミングで買いたいのなら、それが一番賢いと思うわ。ネットバンクからなら場合によっては振込手数料もかからないものがあるから。もっともおすすめなのが、あらかじめ振込先銀行である「住信SBIネット銀行」に口座を作って入金しておくことね。

沙織先生

萌ちゃん

なるほど!私も銀行口座開設しておきます!