ライトコインとは?特徴や将来性は?狙い目の仮想通貨?

ビットコインの次に生まれた仮想通貨「ライトコイン」。なんと元Googleエンジニアが作り出したという「初のアルトコイン」です。 ビットコインが生まれたわずか2年後にリリースされ、ビットコインよりもスピーディーな取引を可能にしたという「ライトコイン」に当時多くの人が期待を寄せました。
ライトコインが誕生したのが2011年。リリースから7年ほど経過しているライトコインは「LTC」と表記され、ビットコインが金ならば、ライトコインは銀を目指す、という方向性で生まれたの。

沙織先生

萌ちゃん

つまり、ビットコインよりも広く浸透し、より庶民的に……みたいな感じなんですかね?
だからライトコインは価格が上昇しすぎてはその目的が達成できないということね。

沙織先生

萌ちゃん

うーん……じゃぁ将来性って微妙なんですかね?
さぁ、それは解説を聞いていけばわかるわ!今回はアルトコインとして初めて誕生して以来、多くの人が手にしてきたライトコインの特徴とこれからについて解説していくわよ!

沙織先生

ライトコインの特徴は?

ライトコインの特徴は、「決済処理が速い」という部分にあります。ビットコインのブロック生成速度は10分に1回ですが、ライトコインは2分ちょっとで1個が生成されます。ビットコインの約4倍の速さで決済が完了するため、「通貨として利用することをより想定している」仮想通貨であると言えます。

萌ちゃん

確かに、ビットコインの時はいくらセキュリティ重視と言っても、10分に1回しか記録できない、しかも取引量が多いとどれだけ待たされるかわからないんじゃ、実際に通貨としては使えないよなぁって思いました。
ライトコインが誕生したときには、まさかここまでビットコインの取引量が増えているとは思っていなかったと思うけどね。でもライトコインが目指した場所は、間違いではなかったということよね。

沙織先生

萌ちゃん

ビジネスチャンスは常に新しいところに転がっていますもんね~!さすが元Google!って感じです!

ライトコインは発行枚数が多い

ライトコインはブロック生成スピードの速さだけではなく、発行枚数の多さも特徴の一つです。ビットコインの発行総数が2100万枚なのに対し、ライトコインは8400万枚。発行枚数が多いことでより世界に浸透し、「銀のように流通しやすい」通貨にする狙いがあります。

セグウィットを導入した

仮想通貨は取引量が多くなるとどうしても送金スピードが落ちてしまいます。これはブロックに記録できる取引量が決まっているからです。 取引量に比例するスピード遅延を解消するためには、ブロック自体を大きくするか、取引データを圧縮してブロックに記憶させるかのどちらかになります。 ライトコインは後者の「取引データ圧縮方式」を選びました。この機能を「セグウィット」と呼びます。2017年5月に実行したセグウィットによって、取引の遅延を解消しライトコインは価格を上げました。

ライトコインの将来性について

ビットコインは上記のセグウィットを行わず現在まで来ていますが、ライトコインはしっかりバージョンアップを行い「通貨としての機能」を保全しています。 ビットコインは現在、実際に通貨として利用するのは難しい状態になってきています。その点、ライトコインであれば実際の通貨として世間に浸透する可能性を持っていると言えるでしょう。

萌ちゃん

ビットコインは金、言い得て妙ですね。本当にいま、ビットコインは金塊のような感じになってますもんね。
くしくもライトコイン開発者の思惑通りになっているわけだから、ライトコインの将来も開発者の思想通りに進んでいく可能性が高いでしょうね。

沙織先生

ライトコインの価格推移

ライトコインはリリース以来200~300円ほどで推移しており、あまり価格の上がらない仮想通貨でした。 2013年、キプロスという国の経済危機により、多くの仮想通貨が値を上げましたが、ライトコインもその波に乗り、一時は5,000円台にまで値を上げます。 しかし再び300円台に戻り、2017年の春、セグウィットが実装されるまでそれは続きました。セグウィット実装後10,000円まで価格を伸ばし、その後も上下しながら2017年12月には35,000円を超えました。

萌ちゃん

200~300円だったのが3万円を超すってちょっとすごすぎません?
その他の仮想通貨の値上がりにつられて値が上がっているようね。これでは銀でもお高めの銀っていう感じになってきてるわよね。

沙織先生

ライトコインの今後は?

ライトコインの不安な点としては、取引の承認スピードの速さから「セキュリティ面が万全ではないのではないか」という部分が挙げられます。 しかしイーサリアムのように実際にハッキングが行われたことはなく、現時点ではあくまでも懸念です。

ライトコインはねらい目の仮想通貨?

ではライトコインはこれからねらい目の仮想通貨と言えるのでしょうか。ライトコイン自体は有名であるのにもかかわらず、他の有名仮想通貨よりも常に価格が安いという特徴があります。 これは裏を返せば「買いやすい」ということです。ライトコインもその他の仮想通貨の価格上昇に伴い値を上げています。価格が安い分、枚数を多く購入することで、将来的に大幅に利益が出る可能性があります。 しかしどこまで行ってもライトコインが安いということも考えられますし、ライトコインのセキュリティが突破される可能性があることも考えると、「今すぐ買っておくべきコイン」かと言えばそうでもない気がします。

萌ちゃん

なんだか煮え切らない答えですね~~!
そうねぇ、ライトコインは全面的に「推し通貨です!」と言いにくい何かがあるのよね。地味だからかしら……。

沙織先生

萌ちゃん

確かに、歴史は割と長いのに、他の通貨よりちょっと地味なイメージですよね。
そこも銀っぽくて狙い通りではあるんだけどね。大量買いよりも、まずは少量ストックする気持ちで買っておくのがよさそう。

沙織先生

ライトコインは一時、高騰するビットコインの避難先になるのではないかと期待されましたが、その役割は現在ビットコインキャッシュが担っているため、ライトコインにビットコインの資金が流入することは考えにくくなりました、 ライトコインは投機目的ではなく、この先本当の通貨として利用するために持っておくほうが無難そうです。

まとめ

ビットコインを補助する役割として生まれたライトコインでしたが、現在はビットコインから分裂したビットコインキャッシュがその役割を行っています。 ライトコインは常に価格が低い傾向にあり、購入しやすいというメリットがある反面、セキュリティ面での不安が払しょくできないことから期待するだけの価格上昇が起こらない可能性が高いでしょう。 ライトコインは投機目的ではなく、ライトコインの活動を応援したい方や仮想通貨を決済用通貨として利用したい人が購入したほうがよさそうです。