アルトコインとは?仮想通貨はビットコイン以外にもいっぱい!

仮想通貨には様々な種類があります。ビットコインから始まりイーサリアム、ネム、ライトコインなどなど、生まれたての仮想通貨も合わせれば今までに数えきれないほどの仮想通貨が生まれています。

萌ちゃん

ビットコイン以外にも仮想通貨があることは知っていましたけど、そんなにいっぱいあるんですか?
市場に公開されないものを含めて1,000種類はあると言われているわね。ほとんど使えないものだけど。

沙織先生

萌ちゃん

なんでそんなにいっぱい生まれちゃったんですか?
今回は、そんな疑問に答えるべく、アルトコイン誕生の背景とアルトコインの特徴について解説するわね!

沙織先生

アルトコインとは

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。アルトコインはビットコインの弱点を克服し、機能性の高いコインが多いと言われています。

萌ちゃん

じゃあアルトコインの方がビットコインよりも優れているんですね。
機能面ではそういうことになるわね。事実、今年に入ってアルトコインは価格を伸ばしているわ。それだけアルトコインに期待している人が多いの。だからといって、すべてのアルトコインがビットコインの機能を上回っているかといえば、そうでもないの。それぞれに欠点も持っていたりするのよ。

沙織先生

アルトコインはなぜ生まれたのか

アルトコインはビットコインのシステムをもとに、新たな技術を加え作られています。ビットコインのシステムはすべて公開されており、技術と知識を持つ人であればすぐに理解し新しくシステムを開発できてしまうのです。 アルトコインはそれぞれ個性があり、それらを理解していないと将来性の薄いアルトコインに投資する可能性が高まります。 そもそもアルトコインは、ビットコインの採掘難度が上がりすぎていること、ビットコインは将来新規発行されなくなるという背景から生まれました。 最初にマイニングを始めたものが大きな利益を生んだビットコインですが、後続の人たちの利益が薄く、不公平感が否めません。とはいえ、ビットコインも最初は儲けなど考えずに新しいことに挑戦しその結果大きな利益になっただけですから、先行した人たちの利益が大きくなるのは仕方のないことです。 ならば、自分で新しい仮想通貨を作ってしまえばいいじゃないか! 自分の作った通過が第二のビットコインになるかもしれない! このような理由でアルトコインは増殖し続けているのです。

有名なアルトコインを紹介

ここからは、現在大手取引所で取り扱っている「注目度の高い」アルトコインとその特徴についてご紹介します。

イーサリアム(Ether)

仮想通貨の中でもその技術の新しさから大注目となっているアルトコインです。 ビットコインのブロックチェーンにはなかった「スマートコントラクト」という機能を実装しており、銀行を介さずに契約まで自動実行されるのが特徴です。 イーサリアムの取引・契約情報は誰でも閲覧可能なため、改竄や不正が難しくなっています。ビットコインよりも安全性が高く、信頼度の高い仮想通貨です。

モナコイン(MONA)

日本の匿名掲示板から生まれたモナコインは、同じアルトコインである「ライトコイン」をもとに開発されました。モナコインは90秒に一度という速度でブロックが生成されるため、取引がとても早いのが特徴です。 日本生まれの仮想通貨ということもありファンが多く、フィギアや缶バッジなど多数のモナコイングッズも販売されています。

ライトコイン(LTC)

モナコインの元となっているライトコインは、マイニングに使う電力も少なく採掘が楽、総発行コイン数もビットコインの4倍、ブロック生成が早いと言う特徴があります。これらの特徴は通貨としての利便性を高めていますが、セキュリティ面では不安視する声も多いようです。

リップル(XRP)

リップルは、価値自体を高める通貨ではなく、リップル以外の通貨を利用する際の利便性を高める目的のあるアルトコインです。 リップルを所有すると、リップルのウォレット内で法定通貨・仮想通貨を問わず交換ができるようになります。これをブリッジ機能と呼び、各国の金融機関が注目し実際にリップルに投資を行っています。 リップルのブリッジ機能のイメージ この機能により、今まで海外送金にかかっていたストレスを取り除くことができるようになりました。

ネム(XEM)

ブロックチェーンにおける富の一極集中化を防ぐ仕組みを採用しているのがネムです。ビットコインでは計算能力の高いコンピューターを持つものが、イーサリアムでは多くのコインを保有しているものが報酬を受け取りやすいシステムになっています。 しかしネムでは、コインの保有数に加え取引数の多いもの、さらに独自のアルゴリズムによって計算された「重要度の高い人」が報酬を受け取りやすくなっています。 また、ネムのコインはすべて発行されているため、ネムの中ではマイニングではなく「収穫」という意味のハーベスティング、マイナーに当たるものは「ハーベスト」と呼ばれるのも特徴的です。

萌ちゃん

アルトコインのほんの一部を見ても、ビットコインよりも複雑かつ使いやすくするための工夫がされているのがわかりますね。
特に注目したいのが、ビットコインではブロックの生成に10分かかることから「通貨としての日常遣いはむずかしい」と言われている点を、アルトコインのいくつかはクリアできるように設計されていること。

沙織先生

萌ちゃん

というと?
つまり、アルトコインは「仮想通貨を実際に使うことを想定して作られている」のがポイントなの。ビットコインの場合には、研究要素が強かったけれど、これからは仮想通貨が実用段階に入ってきているということね。

沙織先生

萌ちゃん

いよいよ本格的なキャッシュレスの時代がきそうでわくわくしますね!

アルトコインの勢いがすごい!

参考 仮想通貨全体の時価総額割合coinmarketcap.com 上記のサイトでは、仮想通貨全体の時価総額割合をチェックすることができます。2018年1月9日現在では、1位がビットコイン、2位がイーサリアム、3位がリップル、4位がビットコインキャッシュとなっています。 しかもアルトコインは2017年に入り急激に価格を上げており、ビットコインの急騰に共鳴するかのような動きを見せています。 アルトコインの価格上昇は「ビットコインを買い増しするためにアルトコインで利益をあげよう」とする人の投資による影響も多いようですが、単純に「安いうちに買ってビットコインのように価格が伸びるのを待つ」といった層も呼び込んでいるようです。 日本国内では投機目的として仮想通貨導入を決める人が多いようですが、アルトコインの特徴を見てわかる通り、どのアルトコインも仮想通貨の新たなる可能性に挑戦している結果生まれています。 アルトコインの成り立ちや特徴を知ることで、「自分が応援したい」通貨に投資したくなりませんか?ビットコインではなくアルトコインを購入するときには、それぞれの背景を知り、その事業に賛成できるかどうかという点も考えてみると仮想通貨がより楽しくなるでしょう。

まとめ

萌ちゃん

私、仮想通貨はただ単にお金を増やすために購入するものだと思っていました。
ほとんどの人はそう思っているし、それも間違いではないと思うわ。人間生きていくためにはお金が必要だし。そうそう、仮想通貨がこれだけ多くの人に浸透したのは、「株式投資よりもわかりやすく手が出しやすい」点が大きかったと思うの。

沙織先生

萌ちゃん

たしかに、株とかどの銘柄買っていいのかわからないし、まとまったお金が必要ですもんね。
でも仮想通貨はお小遣い程度から始められるし、大手取引所にある通貨もわずかだから初心者でも成功しやすいの。これからビットコインを始めようと思う人は、まずは価格の安いアルトコインがリスクが低くておおすすめというわけ。

沙織先生

萌ちゃん

なるほど。では私も、アルトコインちょっとずつ買っておきます!