ネムとは?特徴や将来性は?狙い目の仮想通貨?

仮想通貨と聞いてビットコインをイメージする方は多いものの、現在では他のアルトコインも注目を集めています。 アルトコインの中でホワイトリストに入っている一つがネム(NEM)で、概要について見ていきましょう。
ネムの概要
  • プロジェクトメンバーとして日本人も在籍しているチームのUtopianfutureが2015年に開発した
  • 元々は新しい経済運動(New Economy Movement)の略称だった
  • 新しい経済圏の創出を目標として始まった仮想通貨の一つ
「New Economy Movement」という名称は長いので、現在ではネムとして定着していますね。

萌ちゃん

ネムって聞いたことがありませんが有名ですか?
以前の時価総額ランキングでは上位5位に入っていたね。

沙織先生

萌ちゃん

知名度が高いってことはそれだけ信頼されているわけですね。
日本人が開発メンバーに入っていたこともあり、日本の仮想通貨取引所でも人気のアルトコインです。

ネムの特徴や将来性をチェック!

仮想通貨のネムにどんな特徴があるのか、将来性は期待できるのかといった点についてまとめてみました。 ホワイトリスト入りした仮想通貨以外は国内の取引所で売買ができなくなりますので、ホワイトリストに入っているのかどうかはアルトコインの選び方の一つです。 しかし、自分の投資対象の仮想通貨に関する知識を得ておくのは大事ですので、ネムの特徴や将来性をきちんとチェックしておきましょう。

2017年の12月後半から価格が上がっている

2017年の12月後半と最近では、ネムの価格が上昇を続けています。 仮想通貨のネムを持っていた人には嬉しい出来事で、なぜ価格が上昇しているのか理由をまとめてみました。
ネムの価格が上昇した理由
  1. 12月25日から中国最大手の取引所OKExでネムの取り扱いがスタートした
  2. 多額のチャイナマネーが入るのではないかと期待された
  3. 120円台から130円に向けて少しずつ上昇している
一時的に価格は下がっていたものの、12月にはしっかりとV字回復していますね。
短期的に見て上昇傾向があるのがネムの大きな特徴だよ。

沙織先生

萌ちゃん

ってことは将来性は期待できないんですか?
いや、プロジェクトや開発も進んでいるから将来有望な仮想通貨の一つだね。

沙織先生

ホワイトリストに入っているアルトコインですので、日本の取引所のcoincheckやZaifでも購入可能です。

プルーフ・オブ・インポータンスを採用している

ネムはビットコインやイーサリアムとは違い、プルーフ・オブ・インポータンスと呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。 ビットコインは富のあるところに更に富が流れるような構造で、マイニング(採掘)という概念があるのが理由です。 そもそも、仮想通貨におけるマイニング(採掘)が何なのか簡単にまとめてみました。
仮想通貨におけるマイニング(採掘)とは?
  1. ブロックチェーンで新しいブロックを繋げる目的で鍵を見つける作業
  2. ビットコインでは10分間ごとにマイニングが行われている
  3. 鍵を見つけた人に対しては報酬としてビットコインが支払われる
お金を掘り当てる作業に似ていることからマイニング(採掘)と呼ばれていて、コインを稼ぐには高度なコンピューターを稼働させなければならず、保有する計算パワーが大きいほどコインを稼げる可能性が高くなります。 つまり、一般の人々が参加するには少々ハードルが高く、数少ないお金持ちの人だけが得をするのが問題点ですね。 一方でプルーフ・オブ・インポータンスを採用したネムは、誰でも平等に資格が与えられる特徴があります。 分かりやすく説明するために、ネムと他の仮想通貨を比較してみました。
ネムと他の仮想通貨の比較
プルーフ・オブ・インポータンスを採用したネム ⇒ 重要度の高さに応じて報酬を受け取ることができるアルゴリズム PoW(プルーフ・オブ・ワーク)を採用したビットコイン ⇒ コンピューターの演算能力が高い人ほど報酬を受け取れる PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用したイーサリアム ⇒ ETHの保有量に比例して報酬を受け取りやすくなる
ビットコインで言うマイニングはネムのハーべスティング(収穫)に該当し、貢献度が高ければ高いほど取引手数料が得られる仕組みですので、個人のスキルは特に関係ありません。 重要度や貢献度はコイン(XEM)の保有数や取引頻度で決まるため、個人でも参戦しやすいのです。

2種類のハーべスティングが取り入れられている

ネムのハーべスティングは、10,000XEM以上を持っているアカウントであれば誰でも始められます。 ブロックチェーン技術の応用でブロックごとに承認していく構造はビットコインと大きな違いはないものの、ハーべスティングで承認されると行った人に報酬のコインが支払われる仕組みです。 そのハーべスティングとして、ネムでは次の2種類が取り入れられていました。

2種類のハーべスティングとは?

ローカルハーベスティング
PCの電源を付けたまま行う
デリケードハーベスティング
上位ノードのスーパーノードに作業を任せる
PCの電源を入れたまま作業を行うのか、電源を落とした状態でもスーパーノードへと任せられるのかどうかが大きな違いです。
スーパーノードの運営者には高額な報酬が用意されているよ。

沙織先生

萌ちゃん

私もコインを保有してスーパーノード運営者になりたいです!
だけど3,000,000XEM以上を保有していたり、1日に4回の性能検査をクリアしたりとハードルが高いから難しいかな。

沙織先生

萌ちゃん

そうなんですか~、ちょっとショックです。

ネムは狙い目の仮想通貨なの?

ビットコインなど他の銘柄と同じように、ネムも狙い目の仮想通貨の一つですね。 「新たに参入して報酬を得やすい」「価格が少しずつ高騰している」「セキュリティの強さが評価されている」といった特徴があり、ハーベスティング狙いで保有する人も増えています。 十分に将来性が期待できる仮想通貨ですので、投資対象の一つとしてネムを選択肢の中に加えてみてください。