リップルとは?特徴や将来性は?狙い目の仮想通貨?

仮想通貨のリップルとは?

Ripple(リップル)は、ビットコインと同じようにオンライン上のやり取りで使う仮想通貨です。 ビットコイン調整の陰で急騰していることもあり、日本でも仮想通貨取引所で頻繁に取引されるようになりました。 アルトコインの中でも比較的メジャーな仮想通貨で、リップルの概要について見ていきましょう。
リップルの概要
  • 2012年に設立された(当初の社名はオープンコイン)
  • ロンドンやサンフランシスコ、シドニーなど世界中にオフィスを構えている
  • 国内のcoincheck(コインチェック)や国外のPoloniex(ポロニエックス)といった取引所で取引可能
  • グローバルな決済ネットワークを構築するために開発された
既存の金融システムと新しい金融システムの中間に位置していることもあり、リップルは多くの投資家から支持されています。

萌ちゃん

リップルは仮想通貨の中でも有名なんですか?
仮想通貨の時価総額ではランキング4位に位置しているね。

沙織先生

萌ちゃん

それだけ期待されていると考えて良いのでしょうか?
そうだね、American Express(アメックス)と提携して話題になったし、日本国内でも人気が高まっているよ。

沙織先生

ビットコインだけではなく、リップルなど他のアルトコインも投資対象の一つに加えるのは選択肢の一つです。

リップルの特徴や将来性をチェック!

アルトコインは種類によって特徴や将来性に違いがあります。 可能性を秘めているのがアルトコインの魅力でも、種類によっては入手が困難だったり実際には価値がなかったりといった仮想通貨もありますので気を付けなければなりません。 アルトコインは選び方が大事ですので、リップルの特徴や将来性について事前にチェックしておきましょう。

XRPを使ったブリッジ機能が採用されている

リップルは仮想通貨の一つとして扱われているものの、正確には通貨ではなく分散型技術を取り入れた金融商品の決済や送金システムを指しています。 決済や送金をする際にXRPと呼ばれる単位が使われていて、「橋渡し」という意味でブリッジ機能が採用されているのが特徴ですね。 具体的にリップルのブリッジ機能が何なのか以下ではまとめてみました。
リップルのブリッジ機能とは?
  1. リップルのシステム内ではコインのXRPが使用できる
  2. 単一のオンライン通貨ではなく他の仮想通貨と交換できる
  3. 交換できる通貨はビットコインに加えてドルやユーロも含まれる
  4. 通常の海外送金では中継の銀行を通さなければならない
  5. リップルのシステムを用いればスピーディーに送金のやり取りが可能
リップルコインのXRPが中間通貨の役割を果たし、他の通貨や仮想通貨と両替できると考えると分かりやすいのではないでしょうか。
リップルを使えば通貨間のやり取りができるようになるね。

沙織先生

萌ちゃん

「ドル」⇒「XRP」⇒「円」みたいな感じですか?
まさにその通りで、このシステムは既に一部の銀行間で採用されているよ。

沙織先生

ビットコインや他のアルトコインとは、少々メカニズムが異なるのがリップルの特徴です。

取引が高速で1秒当たりの処理できる回数が多い

仮想通貨を使って投資を行うに当たり、安全性だけではなく取引の速さでも比較しなければなりません。 その点でリップルは非常に優れていて、取引の高速性や1秒当たりの処理できる回数を他の仮想通貨と比べてみましょう。

取引の高速性

リップル4秒
イーサリアム2分以上
ビットコイン1時間以上

1秒当たりの処理の回数

リップル1,000回
イーサリアム15回
ビットコイン3回~6回
中間通貨の役割を果たすサービスですので、リップルは送金という分野で魅力を発揮しますよ。 取引のスピードが速いのは、承認作業として独自開発のコンセンサスシステムを採用しているのが大きな理由です。 ビットコインの承認作業のプルーフ・オブ・ワークと異なり、リップルのコンセンサスシステムの特徴を簡単にまとめてみました。
リップルのコンセンサスシステムの特徴
  • ハッシュ値を求める計算をせずに、特定の承認者が新規の取引をデータに追加する
  • 合意形成のコンセンサスは5秒~10秒間に1回のペースで行われている
  • ビットコインの致命的な弱点となるスケーラビリティや消費電力の多さを克服している
あらゆる通貨を預けられるWebウォレットに加えて、スピーディーな取引を実現しているのがリップルのメリットです。

研究開発の貢献度に応じてXRPが貰える

ビットコインはパソコンの演算能力によるマイニング(採掘)で獲得できるのに対して、リップルは研究開発の貢献度に応じてXRPが貰える仕組みとなっています。 マイニング(採掘)はビットコインを生み出す方法で、具体的なメカニズムについて見ていきましょう。
ビットコインのマイニングのメカニズム
  1. ビットコインは整合性を取るために取引台帳のデータや追記対象の取引データを追記している
  2. 余っているコンピューターの計算能力を借りて膨大な計算を実施している
  3. 追記作業の手伝いをすることで報酬としてビットコインが支払われる
  4. このマイニング(採掘)の作業によって通貨の新規発行が起こる
貢献しているのかどうかという点では一緒ですが、リップルでは採掘ではなくガンなどの研究開発に貢献する「World Community Grid」で見返りとして報酬が貰えますね。

リップルは狙い目の仮想通貨なの?

リップルは狙い目の仮想通貨と言っても過言ではなく、次のように将来性は十分に期待できます。
リップルの将来性
  • 日本でも良く知られるGoogleやSBIグループが投資している
  • 2018年以降にサービスが続々とリリースされる予定
  • 世界中の銀行と提携を結んでいる
こんな動きに期待している人が多いからこそ、リップルは様々なアルトコインの中でもナンバーワンの値上がり率を記録していました。 金融機関との提携や有能な送金システムは魅力的なポイントですので、「リップルの価値は上がる!」と考えた人は仮想通貨の投資対象の一つとして加えてみてください。