仮想通貨の取引所は海外にも多数存在します。国内の取引所にはないメリットが魅力です。そろそろ、海外の取引所にも口座を開設したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、英語で表示された取引画面の取引所が多く、不便です。ただ、中には日本語対応の取引所も存在します。今回は海外の取引所のメリット、デメリットをふまえ、日本語対応の海外取引所を3社紹介していきます。
萌ちゃん
沙織先生
萌ちゃん
沙織先生
目次
海外取引所のメリット・デメリット
まず、海外の仮想通貨取引所を利用するメリットとデメリットを紹介したいと思います。まずはメリットからみていきます。
- ボラティリティが高い
- 取り扱い通貨が多い
- 手数料は国内取引所とさほど変わらない
以上の3つが海外取引所のメリットです。まずは国内の取引所よりもボラティリティが高い傾向にあります。ボラティリティの高さには取り扱い通貨の多さが関係しています。
特に知名度の低い仮想通貨は取引量が少ないので、多額の買いが入ると一気に価格上昇するわけです。ちなみに、ボラティリティが高いとデイトレで儲けを出しやすくなります。
そして、手数料も国内の取引所とさほど変わらず、中には低めになっている場合もあります。海外だから割高かな。と思っている方もいたかもしれません。実際は国内の取引所と変わらず取引できますので、ご安心を。
- トラブル時の補償が手薄
- ボラティリティの高さ
- 詐欺コインが含まれている可能性がある
- 出金制限の場合もある
- 英語表示の取引所が多い
こうしてみると、デメリットの多さが目につきます。こちらも一つずつみていきましょう。
不安になる部分ですが海外の取引所の中には運営元が不明であったり、トラブルの際の補償制度もわかりにくい所があります。問い合わせも英語のメールでやり取りするなどユーザーの負担にもなります。
日本の取引所であれば、金融庁に認可をもらっている取引所も多く安心感があります。補償制度を整えている取引所もいくつかあります。
取引面で言うと、メリットだったボラティリティの高さはデメリットにもなります。価格の暴騰もあれば暴落もあるので念頭に入れておきましょう。
それから、多くの仮想通貨を扱うのもメリットでありデメリットでもあります。中には詐欺コインが含まれている場合もあるので、情報収集をしてから購入する必要があります。
また、一部の海外取引所では一日の送金上限を設けているところもあります。上限を引き上げるにはパスポートの登録など面倒な手続きが要求されたりします。
そして、圧倒的に日本語対応の取引所が少なくなっています。慣れないと取引も一苦労かもしれません。いくらメリットのある海外の取引所でも、言語が日本語でないと口座開設に踏み出しにくいでしょう。
日本語対応の海外取引所3社を比較
海外の取引所のメリットを考えると、ぜひとも利用してほしいのですが日本語非対応が意外とネックです。
そこでおすすめするのは日本語対応の取引所になるわけです。数ある取引所の中で、以下の3社をおすすめします。
- Kucoin(クーコイン)
- Kraken(クラーケン)
- Huobi(フオビ)
この3社になります。では、一つずつ紹介していきます。
Kucoin(クーコイン)

比較的最近の2017年にできた中国の取引所です。取り扱い通貨数は70種類ほどと豊富。構想では2018年の12月までに1000種類まで増やすようです。
登録には国内の取引所と違い、本人確認が不必要で口座解説できます。セキュリティー面から2段階認証は設定する必要があります。
取引では板情報をもとに売買を行う取引所はありますが販売所はありません。取引所での取引手数料が最大0.07%まで下がることがあり、国内の取引所に比べても安くなっています。
さらに、独自トークンのオファリングアルトコインKCSを使って取引すれば段階的に30%、手数料がやすくなります。保有量で報酬を得られるメリットもあります。
中国でも大手企業アリババ系列の会社の技術者たちが運営していますので経験は豊富と言えます。
Kraken(クラーケン)

2011年にアメリカ(サンフランシスコ)で誕生した、クラーケン。運営はベンチャー企業のpayward。2014年に日本進出も果たし、マネーパートナーズグループやSBIホールディングスとなど提携企業も出てきました。
魅力なのは日本円で入金ができ、法定通貨では米ドル、ポンド、カナダドル、ユーロにも対応しているところです。海外の取引所ながら日本円入金ができるのはほぼありません。
取り扱い通貨はビットコインを含め17種類と少なめですが国内の取引所より手数料は低めです。
日本語対応は取引画面だけではなく、サポートメールも日本語に対応しています。何か不具合が生じてもやりとりはスムーズにできるでしょう。
セキュリティ面も高く評価されています。ユーザーの2段階認証はもちろん、一定時間経過での自動ログアウト。運営会社内での管理もデータは暗号化しハッキングにも備えています。
難点は登録までに時間がかかることです。登録に際し、段階的な認証を行っています。登録の進捗具合で入出金に限度額が設けられています。
4段階までありますが、一般ユーザーなら3段階目までの認証で十分でしょう。そこまで来て日本円の入金が可能になります。
Huobi(フオビ)

フオビは香港に拠点を置く取引所です。2013年に設立されました。当初、中国国内で設立されましたが、中国の仮想通貨規制によって香港に拠点を移した形です。
取り扱い通貨は90種類程度。取引手数料はビットコインもアルトコインも0.2%と割高になっています。しかし、独自トークンの取引で手数料は割引されます。(最大50%)
取引に関していうとマイナーコインでもレバレッジ取引が可能で上級投資家には魅力に感じるでしょう。またコインのハードフォークにも迅速な対応があります。
懸念点とすると、ユーザーサポートは中国語のみになっている部分です。これは現時点でということであり、2018年の6月には日本語対応のサイトが出来上がる予定とのこと。(取引画面はもちろん、現在も日本語対応)
それから、海外の取引所は全般的にそうですが、日本円の入金ができない点です。国内の取引所でビットコインかイーサリアムを購入しフオビの口座に送金する手間が発生します。
萌ちゃん
沙織先生
萌ちゃん
沙織先生
バイナンスは日本語非対応になった

中国の取引所、バイナンス。取り扱い通貨、取引量も豊富でスマホアプリにも対応し魅力ある取引所です。
さらに取引画面が日本語対応で日本のユーザーも多数います。しかし、2018年に入り、突如、日本語非対応になりました。
理由は定かになっていませんが、日本人勧誘と金融庁に思われないため、日本語非対応にしたのではないか。とも言われています。
すでに口座開設をしている人もこれから口座開設を考えている人は覚えておきましょう。
日本語翻訳機能を利用し日本語表示
参考まで日本語非対応の取引所の英語表示を解消する方法を紹介します。それは、日本語翻訳機能を利用することです。
Google Chrome(グーグルクローム)ならマウスの右クリックで「日本語に翻訳」を選択できます。ただし、直訳的な翻訳になるので、よくわからない日本語に変換される可能性もあります。
日本語対応の海外取引所で取引してみよう
海外の取引所にはメリットもありますが、日本語日対応で使いにくいなどデメリットもあります。しかし、日本語対応の取引所もあります。
海外の取引所のメリットを生かすには、日本語対応の取引所に登録し、取引を楽しんでみましょう。